カリキュラム:マナー
挨拶・食事などの基本的な生活習慣を身につけ、集団生活に必要なルールや協調性を学び、
日本人の良さをかねそえた国際人に成長できるよう助長しています。
【あいさつ】
~あいさつは相手の目をしっかり見て、心をこめて
登園のあいさつは「Good morning!」 元気よく1日が始まります。
「Face to the teacher, Body to the teacher, Eyes up! Back straight! Keep our position!」
「お顔、身体を先生にむける。視線を上げる。姿勢を正しく!」
レッスン前の合言葉。
これからレッスンしてくれる先生に対して、そして一緒に学ぶお友達に対して、
敬意をもってレッスンに臨みます。
あいさつを教えることは、単なるしつけや社会性のトレーニングだけでなく、
あいさつをおこなっているときの幼児の脳は前頭前野(ぜんとうぜんや)を中心に脳が活性化し、
幼児にとって立派な脳トレとなっています。
この場面ではこう言う、あの場面ならこれが適切と、
頭の中で記憶や情報を引き出しながら答えていくのが脳のトレーニングになるのです。
【食事】
~食事のマナーを覚えるのも幼児にとっては立派な脳トレ
「いただきます!」という言葉には食べる事の楽しさや期待、
作ってくれた人への感謝の気持ちがこめられています。
残念ながらこの言葉の英語がないのですが、サンライズでは食事の歌を歌った後、
声をあわせて「Let’s eat!」で食事を始めます。
「Feet on the floor」「Sit down nicely」
食事中の姿勢、器を支える、肘をテーブルにつかないなど、
正しいマナーを身につけられるように指導します。
2歳児はスプーンやフォークを正しく使えるよう、
3歳児からは箸を使って食べられるよう指導していきますが、
鉛筆の握り方や、お箸の持ち方を学習しているときも筋肉のコントロールのかかわる運動野や、
持った感じのフィードバックにかかわる体性感覚野のほか、
運動のプランニングや知的活動にかかわる前頭前野が活性化しています。
食事が終わった後のお片付けも大切なマナー。
ものごとにメリハリをつけていく活動は、
注意や行動の切り替えにかかわる脳の帯状皮質などを活動させ、集中力のオンオフを上手にします。
【協調性(ルール)】
~集団こそ脳トレの場
集団生活の良い事は、ルールの大切さを知る事、協調性や社会性を養う事だと思います。
家庭で過ごしているときのような自分軸で活動するのではなく、
みんなで活動する時間、自由時間、決められた活動をする時間など、
メリハリつけた生活ができることも集団生活ならではです。
サンライズのルールを少し紹介します。
「Happy, kind and Sharing」=優しい思いやりの気持ち
「Listen carefly」=話をきちんと聞こう
「Think first」=まず考えよう
みんなが気持ちよく生活できるためのルールです。
脳の進化はどのようにして起きたの?
いくつかの仮説がありますが、集団サイズが大きくなったから、というのもあります。
集団サイズと、課題解決能力を比較した結果、大きな集団のものの方が課題を解く速度が速かったとか。
脳の進化は社会集団の大きさによって決定づけられたとする、社会脳仮説の傍証です。
集団の中にいると、人の気持ちも考えないといけないし、
我慢や、待つこと、譲ることが必要になる場面も多々あり、
その分、前頭前野を使う脳トレのチャンスが多い、ということです。