カリキュラム:会話力(コミュニケーション力)
公用語である英語をコミュニケーションのツールにできる事は、活躍の場が広がることは間違いありません。習った英語ではなく、自分の言葉で表現できる力を育みます。
【オールイングリッシュ】
~小さいころからの多言語環境
歳をとってからの話にはなりますが、バイリンガルの方が「認知機能が低下しにくい」「認知症になりにくい」といった疫学的なデータは良く報告されます。
多言語の変換が言語野等を刺激して脳トレになっているのか、
多言語を駆使できるとコミュニケーションの幅が広がり、
コミュニケーションの認知機能低下抑制機能や認知症予防機能が効いてくるのかわかりませんが、
子どもたちが多言語を操れるようになることは歳をとってからの脳の健康に役立っているようです。
小さいころ多言語を学ぶと、母語の習得が遅れるのではないか、といった懸念がかつて出されました。
まずは日本語を、と。しかし、そのような事実はない、というのが現在の結論です。
一方、小さいころから多言語環境にいると、
通常、言語学習を受け入れやすい期間が8~10か月なのが2か月程度延長します。
バイリンガル教育を受けていることと切り替え機能、創造性、実行機能の高さが相関しますから、
多言語教育はメリットこそあれでメリットは少ないと考えています。
子どもの習い事ランキングでは英語が常に上位。
最近はネイティブ講師のいるスクールは増えていますが、サンライズの特徴は、
「常にネイティブ講師と過ごす」「バイリンガル保育士がいる」事です。
“英語を学ぶ”のではなく、“英語を使う”環境を整えることがコミュニケーション力の基礎を培うと考えています。子どもは楽しくなければすすんで学んではくれません学びたくなる、
話したくなる働きかけを常に行うことを心掛けています。
【遊び】
~興奮過程と抑制過程の育ち
脳の発達を考えると、まずは興奮過程が育ち、それから抑制過程が育っていきます。
つまり、わがままをいったり、あばれたり、したいことをしつづけたりしながら、
自分をコントロールする力がついていきます。
最初からおとなしく「いい子」では、興奮過程が育ちにくく、しっかり抑制できているように見えても、
それは弱い興奮をコントロールしているにすぎないこともあるわけです。
けんか、もめごとを通して、人は育ちます。
子どもが楽しいと感じることは「遊び」です。
ただ遊んでいるように見えても、子どもたちは常に
情報をキャッチし、遊びの中から考え、試行錯誤し、学んでいます。
遊びにはおもちゃの取り合いや誤解など、トラブルがつきものですが、
トラブルこそコミュニケーション力を育むチャンス!
自分の思いを伝えるばかりでなく、相手の気持ちに耳を傾けなくてはトラブルの解決はできません。
英語で気持ちを伝えるのは日本語で伝える以上に大変が事です。
「どう伝えたらよいか悩む」状況でも、自分の知っている言葉を駆使して相手に伝える力。
これもコミュニケーン力だと考えています。遊びにはたくさん学べることがあります。
【プレゼンテーション】
~前頭前野は知的活動の中枢
プレゼンをしているときの脳活動を調べると 「うまく話せない」「何を言っているのかわからない」
といった時の方が、前頭前野がしっかり活性化している時が多い ものです。
むしろすらすらプレゼンできているときには前頭前野はあまり活性化しません。
前頭前野は知的活動の中枢。会社でいえば役員や社長。
普段は、いてもいなくても会社は回るようでなければいけないのですが、
会社の危機や新たなチャレンジでは、しっかり出てきて部署の再構築や調整が必要です。
同じように、人がスキルアップするとき、一段上に行くときには、前頭前野はかならず活動を高めます。
英語はコミュニケーションのツールに過ぎませんが、
サンライズでは表現力や説得力を身につけられるよう、定期的にプレゼンテーションを実施しています。
普段は大きな声ではっきり話している子どもたちでも、人の前に立って話すことは簡単ではありません。
恥ずかしがったり、モゴモゴしたり、先生の助けを涙目で訴えたりなど、子どもでも緊張しますが、
もごもご、うまくいかない、涙目、そんな時こそ脳が成長のフェイズにいる時!
そのチャンスを見逃さず、より手厚いサポートを心掛けています。