秋も深まり、食べ物がおいしい時期になりましたね。スクールの子ども達は秋晴れの中、走ったり鉄棒をしたり、公園で元気に体を動かしています。沢山遊んだ後はWe are getting hungry.とお腹をペコペコに空かせてスクールへ戻ります。「食欲の秋」という言葉を良く耳にしますが、この意味は暑い夏が終わり、美味しい食が収穫される秋は最も食欲が増す時期という意味があるそうです。
では、“かしこい脳”を育てるために、必要な食べ物・栄養素とは何かご存じですか?
脳は6歳までに急成長をする
人間の脳の神経細胞が最も発達するのは3歳までで、その後6歳で大人の脳の90%にまで成長され、12歳にはほぼ完成すると言われています。
つまり、脳の成長期はお母さんのお腹の中にいるときから始まって、赤ちゃん期~幼少期がピーク、小学校卒業までにほぼ終了するということ。将来、かしこい人になるかどうかは、この時期の脳の発達にかかっているといえそうです。その後も脳細胞の発達は20歳くらいまで続き、常に脳細胞は入れ替わり続けるので、良い脳を作るためには、20歳くらいまでの期間に脳を育てる栄養をしっかりと補給することが大切になってきます。
そう考えると子どものうちに栄養のある食事をきちんと摂る必要がありますね。
脳と体をつくる大切な栄養
大人と違い、成長期の子どもは体を大きくするためにたくさんの栄養が必要です。肉をつくる【タンパク質】、骨をつくる【カルシウム】、脳を作る【DHA】、血液をつくる【鉄】、腸を整える【発酵食品】など、バランスよく食事をすることが理想ですね。
どの栄養も大切ですが、その中でも特に魚の脂に多く含まれる必須脂肪酸のDHA(ドコサヘキサエン酸)など長鎖多価不飽和脂肪酸は、脳の神経細胞の主な成分となって、神経伝達をスムーズに行い、記憶や学習などの脳の働きを高めると言われています。そして、DHAを多く含む魚は、マグロ、カツオ、ブリ、サバ、サンマ、イワシなどの青魚のほか、サケ、ウナギなどが該当します。当園では毎日子ども達の成長、発達を考えた栄養のあるメニューが提供されます。また今はアプリなどを使って簡単にレシピが調べられたり、動画で作り方が検索できるので、是非栄養に意識を向けてメニューを考えてみてはいかがでしょうか?