もうすぐ新学期。特にお子さんにとっては家族と離れて過ごす初めての社会生活。そして保護者の方にとっても、お子様の将来の事を考え、選んだ幼稚園や保育園に期待をお持ちかと思います。特に英語教育に関しては「小さい頃から触れていた方がいい」とお考えのご家庭は沢山あるのではないでしょうか?当スクールは朝の登園後から夕方のお迎えまで、1日を通してオールイングリッシュで過ごしています。「英語は全く分からないですが大丈夫ですか?」「どれぐらいから話せるようになりますか?」などの質問はこれまでもたくさんいただきました。日本に住んでいながらオールイングリッシュの環境は、どんな感じなんだろうととても興味を持ってくださる方が多いです。3歳児クラス以上は多少異なりますが、特に0歳~2歳の子ども達の英語学習には、椅子に座ってお勉強というスタイルよりも、歌を歌う、創作をする、お絵描きをするなどのアクティビティを通じて自然と英語に触れる方ことを大切にしています。子ども達はこれらのアクティビティを通じて、「もっとやりたい」「私は○○がしたい」「自分がやりたいことを何とか言葉にしよう!」という思いが生まれ、少しずつ英語の発話が始まっていきます。もちろん入園したての子ども達はその「伝える言葉」が何かもまだ分からないので、大人が代弁します。「この歌をもう1回歌いたいの?」「○○で遊びたいの?」など、子ども達の気持ちを汲み取りながら、関わっています。このようなやり取りを繰り返すうちに、「自分の言葉で伝えたい」という気持ちが起こり、それがうまく英語で友だちや先生に伝えられたとき、嬉しそうな表情で「できた=I did it.」という小さな達成感と、「嬉しい=I’m happy.」という感情がセットで湧き上がっているのをそばで見ていて感じています。毎日繰り返し、この小さな「ポジティブ体験×感情」を積み重ねていくことが、子ども達の「I want to try!」のチャレンジ意欲にも繋がっていきます。
このように、子ども達は英語=学問とは考えず、楽しい体験から言葉を獲得していっています。また3歳児以上のお子さんは、自分は日本語と英語を使いこなせているという自信を持って生活しています。ここまでくると、「こういう時は何て言うの?」「この単語はどういう意味?」など、自ら質問をしてくる場面も多く見られるようになります。そして、英語学習の延長線上で「検定試験を受けてみたい」「自分の実力を知りたい」などの気持ちも芽生えてきています。これも、小さい頃の「できた=I did it.」の経験が、大きくなっても向上心となり、益々英語でのやり取りを楽しんでいる当スクールの子ども達です。