臨界期ってなに?
お子さんに英語教育を考えている親御さんであれば、必ず一度は聞いたことがある言葉だと思いますが、そもそも臨界期とはどういったものなのでしょうか?
臨界期とは、ある時期を過ぎてしまうとその後の学習が上達しなくなる限界の時期のことで、敏感期、感受性期と表現されることもあります。外国語学習での臨界期は9歳を過ぎた頃より言語の習得能力が落ちていくという仮説が一般的に広まっています。
何歳から始めたらよいのだろう?
早期英語教育については、いろいろな調査結果や発表などもたくさんでているため、いまだに明確な時期は示されていませんが、1歳にも満たない赤ちゃんでも音の違いがわかるという研究結果がでています。
たとえば、日本人が苦手としているRとLの区別も、言語を聞き分けることができる能力を赤ちゃんは持って生まれてきているために、そのころにRとLの音を聞いて育ってきた赤ちゃんは音を区別し、聞き分けられているといわれています。またその聞き分ける能力は、頻繁に耳にしなかった場合失われてしまいます。そのため、日本語にはない音であるRの音の違いがわからない日本人が多いといえるでしょう。
これらの事を考えると、音についていえば音楽やお話などを通して早い時期から触れていると尚よいということになりますが、必ずしも何歳から始めなければいけないという決まりはありません。
チョムスキーの普遍文法という考え方によれば、私達の脳はいかなる言語にも対応できる普遍性を持っています。そして、生まれ落ちた環境での言語用に脳が特化していきます。ですからほぼ完全なバイリンガル環境でない限り、獲得した第一言語を使って他の言語を学習していくことにならざるを得ないので、あまり深く感受性期をとらえる必要はありません。
音楽の聴き流しをすれば英語を話せるようになる?
英語の発音のためにも、正しい音を聞く能力を養うためには確かに音楽は有効です。
しかし、かけ流すだけではそれを理解するには至りません。日本人の子供が年齢とともに日本語を理解し獲得していく過程のように、身近な人が話しかけたり使う機会がないと、一方通行のため、ただの音が流れているだけになってしまいます。
そのため、歌などを覚えて真似する子もいると思いますが、理解しているのとは違うということを考えると、ただかけ流しををすればよいわけではないことがお分かりいただけると思います。
では自然に英語を身につけさせるには?
小さい頃から英語が身近にある環境で、英語の音のシャワーを毎日たくさん浴びて、自分でも使っていく環境があることにより、RやLの音の違いや発音も含め、英語の習得がしやすいといえます。
サンライズ インターナショナルスクールでは、スクールで過ごす時間はオールイングリッシュです。2歳児から5歳児の臨界期前の子供たちが、ネイティブの先生や英語を話す日本人保育士と毎日を過ごし、成長とともに読み書きも習っていくことで、リスニングやスピーキングだけではない英語力を身につけています。
お子様の英語教育についてお考えでしたら、ぜひ実際の様子を見学にいらしてください。
明るくフレンドリーな先生達とお待ちしております!!