外言(社会的言語)から内言(個人内言語)へ|サンライズキッズ インターナショナルスクール

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育脳お役立ちコンテンツUseful content for Brain Development

外言(社会的言語)から内言(個人内言語)へ

育脳お役立ちコンテンツ 2022.07.01

旧ソ連の心理学者であるレフ・ヴィゴツキーは乳幼児期から児童期の子どもに見られやすい「独り言」に注目して、3~4歳くらいの子どもは友達や他人と一緒にいる時でも不意にぶつぶつと独り言を言うことが少なからずあることに気づきました。対人関係・集団関係の中で話されることがある子どもの独り言を、「発声を伴う内言(内語)」であると解釈して、これは話しながら同時に子どもなりの思考活動をしているという「問題解決志向の語用(言葉の用い方)」であると考えました。

 

 

3歳未満の子どもは一般的に声に出さずに、頭の中だけで物事を考えたり言葉を整理することが殆どできず、何かを思考したり表現しようと思えば、とりあえず声に出してから表現するという形になりがちです。また、他者の視点から物事を考えるのはまだ苦手で、“マンマ”“ブーブー”などの一語文の意味にしても、その言葉をまずは声に出して話してみて、周囲の大人がどんな反応を返してくるかを観察することで、「言葉の持つ意味・言葉が指示する対象」を少しずつ理解していくことができます。

 

 

サンライズキッズインターナショナルスクールでは、日頃から保育者は子ども達が覚えたての英語表現や挨拶などを発したときには、例えそれが適した使い方でなかったとしても、間違いを正す言い方ではなく、”Oh, you mean,         ?”のように、リフレーズ(言い換え)することで園児さんたちが自然と正しい言い方を覚えていけるようなアプローチ法を取っています。また、園児さんたちの行動や発言を常に肯定的に受け止め、たくさんほめることも忘れません。

子ども達が周囲の大人達の反応を観察して言葉の持つ意味を理解しようとする姿勢を大切にし、子ども達の自己肯定感を高め、好奇心、やる気や意欲を引き出そうとするからなのです。

育脳は子どもの「やる気」を引き出すことも大きな要素であるからです。

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